乗用車部門では、GMは2025年までに低価格帯のEV30車種を新たに投入する。これらは既存工場を改修したEV工場「ファクトリー・ゼロ(Factory Zero)」で生産される。
GMなど既存の自動車メーカーは米リヴィアンや米ローズタウン・モーターズ、中国の上海蔚来汽車(NIO)など乗用車のEVに特化した企業からの攻勢を受けている。3社はいずれもここ数年で上場した。一方、以下のように未上場企業もこの分野に創造的破壊をもたらそうとしている。
リヴィアンは米アマゾン・ドット・コムから10万台の配送用EVを受注した。数年かけて納入する見通しだ。
英アライバル(Arrival)と米カヌー(Canoo)はともに小型商用EVの新規参入組だ。アライバルは米宅配大手UPSから1万台の配送用EVを受注した。カヌーは法人顧客向けに低価格の配送用EVを開発しようとしている。
アマゾンに20年に買収された米ズークスは、都市部で次世代移動サービス「MaaS(マース)」を提供しようとしている。
自動車産業は半導体不足に悩まされ、自動車価格は上昇しつつあるため、消費者は所有に代わる手段に目を向ける可能性がある。
米ウーバーテクノロジーズや米リフト、中国の滴滴出行(ディディ)などのMaaS大手はすでに消費者が様々な時間や場所で車を利用できる手段を提供している。
GMのロボタクシー「クルーズ・オリジン(Cruise Origin)」はMaaS分野でのシェア獲得を目指している。
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