世界の投資家が政治的緊張や景気減速の影響を受ける中、安全資産として米国資産に資金を集中させている。主な理由は、米国株式がS&P500種株価指数で他の国の株価指数を大きく上回って上昇し、長期金利も年初来最高のパフォーマンスを示していることだ。ウェルズ・ファーゴ・インベストメント・インスティテュートのサマナ氏は、AIやハイテク企業の強みから、米国の優位性はしばらく続くと指摘している。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-15/SF38GZT0G1KW00?srnd=cojp-v2

ゴールドマン・サックスがS&P500の年末目標値を5600に上方修正。従来の目標値は5200だった。上方修正は3回目で、企業収益の伸びや米国経済に対する楽観的な見通しを反映。
ゴールドマンの目標株価は、UBSグループやBMOキャピタル・マーケッツの予想と並び、ウォール街で最も高い水準。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-15/SF3GMQT0G1KW00?srnd=cojp-v2

ドルは4週連続で上昇し、2月以来の長期高値を記録した。投機的なトレーダーがFOMC会合前にドルの強気ポジションを積み増ししたことが背景にある。
FRBは利下げ回数を従来の3回から1回に下方修正し、他の主要国の中央銀行との金利差が広がったことがドル高を後押ししている。
ドル高は輸入インフレを抑制する一方で、ECBや主要中銀の利下げを阻害する可能性がある。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-15/SF407TT1UM0W00?srnd=cojp-v2

グッドマン・グループは、AIデータセンター需要の高まりを背景に株価が年初来40%上昇し、ブルームバーグ世界REIT指数の組み入れ銘柄で値上がり率トップとなっている。

主なポイント:

• グッドマンは、シドニーをはじめ香港やロサンゼルス、フランクフルトなど需要の高い都市に不動産ポートフォリオを所有しており、一部倉庫をデータストレージ・スペースに転換を進めている。
• トライベッカ・インベストメント・パートナーズのリウ氏は、「顧客に近ければ近いほど有利だ」とし、ビジネス街の中心に近い場所に不動産を所有しているグッドマンを「貴重な存在」と評価。
• 同社は先月、通期の利益成長率見通しを11%から13%に上方修正し、「拡大するデジタル経済のためのインフラ」需要が支えになっていると説明。
• 世界の不動産市場が引き続き不安定な見通しの中でも、グッドマンは強固なバランスシートで好位置にあるとの見解を示している。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-14/SF1HG6T0AFB400?srnd=cojp-v2

ブラックストーン・グループは、学生寮の不動産ポートフォリオを売却する際、買い手に有利な条件を提示することで取引を成立させた。主な戦術は、すでに低金利で交渉されていた借り入れを買い手が引き継ぐオプションの提示と、市場金利を下回る金利での追加融資の提供だった。この結果、KKRが590億ドル規模のブラックストーン・リアル・エステート・インカム・トラスト(BREIT)から物件を購入することに合意した。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-14/SF1UCET1UM0W00?srnd=cojp-v2

ウォール街ＣＬＯマシンに波及、米集合住宅苦境－サブプライム再来か

家族の退職勘定から得られるわずかな利益にうんざりしていたリン・ネイスさんは2021年後半、グローバル不動産の人気スポット、米集合住宅への投資で30％のリターンを実現していた会社に20万ドル（約3100万円）を投資した。資金の大部分がその後失...

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カーライル・グループは、プライベートエクイティー(PE)の取引市場回復に伴い、「多く」の出資案件から撤退し持ち分を売却する準備を進めている。
主なポイント:
– 米州コーポレートPE共同責任者のブライアン・バーナセク氏は、「今年後半から来年にかけて、撤退を検討している出資先が幾つもあり、良い話が進んでいる」と述べた。
– 好調なクレジット市場や安定した金利・株式相場が、ディールメーカーに取引への自信を与えている。
– カーライルは今年4社の売却を発表しており、その中にはビデオゲームパブリッシャー、ジャゲックス(Jagex)のCVCキャピタル・パートナーズとハベリ・インベストメンツへの売却も含まれている。

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ジェイン氏のヘッジファンド、アジアで30人余り採用へ－関係者

ミレニアム・マネジメントの共同最高投資責任者（ＣＩＯ）だったボビー・ジェイン氏の新しいヘッジファンドは、７月のトレーディング開始までにアジアで従業員30人余りを確保する見込みで、採用やリスクなどの主要業務を現地のリーダーに統括させる経営モデ...

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ラリー・エリソン氏、富豪番付７位に浮上－オラクル株高で1520億ドル

ソフトウエアメーカー、米オラクルの共同創業者ラリー・エリソン氏は12日、世界富豪番付でセルゲイ・ブリン、スティーブ・バルマー両氏を抜いて７位に浮上した。オラクルが自社クラウドインフラに対する「膨大な」人工知能（ＡＩ）関連需要を明らかにし、株...

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JPモルガン・チェースの資産運用部門が、肥満治療薬に特化したベンチャーキャピタルファンドに5億ドル以上を調達した。
主なポイント:
– 同ファンドの最大のテーマは肥満治療薬であり、特にGLP-1受容体作動薬が「大流行」している。
– 現在、ノボ・ノルディスクとイーライ・リリーがこの分野を主導しているが、JPモルガンはそこに参入余地があると見ている。
– ファンドのマネジングパートナーは、「肥満治療の将来が安定した2社寡占体制になる可能性は非常に低く、多くの勝者が出てくるだろう」と述べている。

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中国の高級ブランドが、消費者の節約志向強まりで在庫処分に苦慮。バレンシアガやヴェルサーチェなどが、天猫で50%超の値引きを実施。ブランドの値下げ率やディスカウント期間が拡大し、中国市場の需要低迷を反映。

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相場が一段高か反落のいずれかに振れるにしても、トレーダーは米国時間12日に控えている二つのマクロ経済面のカタリストがもたらす一段のボラティリティー上昇に備えている。当日は朝方に５月の消費者物価指数（ＣＰＩ）、午後には連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）会合の結果がそれぞれ判明する。

米ＣＰＩとＦＯＭＣ、ダブルのボラティリティー要因に市場が備える

相場が一段高か反落のいずれかに振れるにしても、トレーダーは米国時間12日に控えている二つのマクロ経済面のカタリストがもたらす一段のボラティリティー上昇に備えている。当日は朝方に５月の消費者物価指数（ＣＰＩ）、午後には連邦公開市場委員会（ＦＯ...

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