サウジアラビアの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)は、世界的な相場下落を背景に、昨年の投資活動の損益が約110億ドル(約1兆5400億円)の赤字となったと明らかにした。2021年は190億ドルの黒字だった。
テマセクの昨年度(2022年4月-23年3月)の株主総利回り(TSR)はマイナス5.07%と、2016年以降の最悪を記録。純資産価値も前年度の4030億シンガポール・ドルから低下した。ディルハン・ピレイ最高経営責任者(CEO)は、経済のデカップリング(切り離し)や保護主義、エネルギー安全保障・移行に関連するコストなどのリスクを強調。発表資料で「将来に向け重要な課題がある」とし、「投資環境は世界金融危機以降にわれわれが体験してきたものよりもはるかに複雑になっている」と指摘した。
シタデルの元ポートフォリオマネジャー、ビンス・アイタ氏が機関投資家2社の支援を受けてヘッジファンド会社、カッター・キャピタル・マネジメント(CUTTER CAPITAL MANAGEMENT LP)を設立した。同社は当初資金2億7500万ドル(約380億円)で取引を開始した。
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