チェース・コールマン氏率いる米ヘッジファンド運用会社タイガー・グローバル・マネジメントネットフリックスやアドビなど83銘柄の保有をゼロとするとともにドアダッシュなどの保有を減らした。
保有を増やした2銘柄のうち、米中古車ディーラーのカーバナは3月末以降に3分の2余りの価値を失い、デジタルバンキングのデイブは64%下落。この結果、旗艦ファンドの運用成績は4月がマイナス15%、年初来ではマイナス44%に悪化した。
スティーブ・マンデル氏のローン・パイン・キャピタルの場合、保有を減らした銘柄のうちドアダッシュが1-3月期に20%下落し、ショッピファイは50%余りの価値を失った。
タイガーGが保有を減らしたドキュサインは、コーチュー・マネジメントのフィリップ・ラフォントが150万株を新たにポートフォリオに加えたが、4-6月(第2四半期)に入り30%下げている。
タイガー系ファンドの多くは昨年10-12月(第4四半期)末時点で、今年最悪のパフォーマンスとなっている銘柄の多くを保有していたことが先の届け出で示されている。こうしたファンドには、アンドレアス・ハルボーセン氏のバイキング・グローバル・インベスターズ、スティーブ・マンデル氏のローン・パイン・キャピタル、リー・エインズリー氏のマーベリック・キャピタル、フィリップ・ラフォント氏のコーチュー・マネジメントが含まれる。
バイキングからスピンオフし「タイガー・グランドカブ(孫トラ)」とも呼ばれるダン・サンドハイム氏のD1キャピタル・パートナーズは、最も人気が高いポートフォリオで4月までの年初来成績が19%のマイナスを記録した。
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