ファミリーオフィスの株式保有動向ーBloomberg

一般

スタンレー・ドラッケンミラー氏率いるデュケーヌ・ファミリーオフィスはアルファベットの株式約2億7400万ドル(約354億円)相当とオンライン中古車販売のカーバナ株1億1200万ドル相当を売却。

エアビーアンドビーとスターバックスの持ち株も全て手放し、カナダの資源会社テック・リソーシズと米コテラ・エナジーの株式を新たに買い入れた。米シェブロン株は前四半期に買い増しした。

ジョージ・ソロス氏のファミリーオフィス、ソロス・ファンド・マネジメントは1-3月に米国株のポジションを20億ドル近く減らし52億ドルとした。IHSマークイットとアクティビジョン・ブリザードの保有をやめる一方、ジンガ株1億2200万ドル相当を加えた。

米投資会社TPGの共同創業者デービッド・ボンダーマン氏のファミリーオフィス、ワイルドキャット・キャピタル・マネジメントは、通信会社運営のフロンティア・コミュニケーションズ・ペアレントと決済プラットフォームのマルケタなどに新しいポジションを積み、プロコア・テクノロジーズとヴァージン・ギャラクティック・ホールディングスの株式を全て売却した。

ウォルマートを創業したウォルトン家の投資会社ウォルトン・インベストメント・チーム(WIT)は、米地方債のポジションを増やし、ETFを通じ日本株に投資。新たに「iシェアーズMSCIジャパンETF」を約2億3930万ドル相当買い入れた。小型株や暗号資産(仮想通貨)交換業者の米コンベース・グローバルにも賭けている。

中国の電子商取引会社アリババグループの共同創業者、馬雲(ジャック・マー)、蔡崇信(ジョゼフ・ツァイ)両氏の一部資産を運用する香港のブルー・プール・キャピタルは、アドビとメタ・プラットフォームズ、中国の電気自動車(EV)メーカー、小鵬汽車の株式を全て売却した。

グーグル投資やめたドラッケンミラー氏-ウォルトン家は日本株買い
米国株が大きく下落した1-3月(第1四半期)に世界的投資家のファミリーオフィスが保有銘柄を大きく入れ替えたことが米証券取引委員会(SEC)への届け出で分かった。

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