K2アセット・マネジメントはドルを売り、アジア新興国の債券と欧州株を買うことを勧めている。ブランディワイン・グローバル・インベストメント・マネジメントは資源関連の通貨を買うよう推奨。ブレークリー・アドバイザリー・グループは金と銀を選好している。
ブランディワインの運用者、ジャック・マッキンタイア氏は先月、オーストラリア・ドルとチリ・ペソに対してドルをショートにした。「ドルは過大評価されており投資家はロングにし過ぎだ。私の見解ではドルを弱くする最大の要因は世界の成長加速だ」と話した。
ブレークリーのピーター・ブックバー最高投資責任者(CIO)は、「振り返ってみると、昨年のドル上昇はただ、米連邦準備制度が日本銀行と欧州中央銀行(ECB)より引き締めで先行したことだけが理由だった」と述べた。現在の環境ではドルの代替として「金と銀を選好する」と語った。
K2アセットの調査責任者、ジョージ・ブーバラス氏は、チリ・ペソや東南アジアのソブリン債を買う機会を探っているとし、「ドルは明らかにピークを過ぎた。今や外為トレーダーは米利上げと景気回復を十分に織り込んでいる。ドルがさらに下落するのは確実で、新興国市場と欧州のソブリン債、クレジット、株式には大きな収益機会がある」
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