今週の投資戦略
共通点
・AI・テック分野における単なる期待やストーリーから実質的な業績や成果への評価基準のシフト(3ソース共通) モルガン・スタンレーは、人工知能(AI)の設備投資による生産性ブームへの期待がコンセンサスとなった現在、市場はすでに割高で特定銘柄への集中度が高く脆弱であると警告しています。夢の物語ではなく企業が実際に成果を届ける(deliver)ことを投資家が重視する実績評価(show me)のフェーズへ移行したとし、単純に時価総額加重インデックスを保有するよりも能動的な個別銘柄選別(ストック・ピッキング)を好むとしています。 バロンズも、予想並みの決算では不十分であり、わずかな目標未達でもシビアに売られる一方、企業の独自データとAIモデルを繋ぐレイヤーとして驚異的な売上増(前年比93%増)と高フリーキャッシュフロー転換を達成したパランティア・テクノロジーズ(PLTR)のように、AIの勝者としての実績が明確になった個別銘柄へ投資家心理が好転(注目)していることを伝えています。 CBインサイツは、未上場市場の動向において、4〜6月期のAIスタートアップのエクイティ調達額が減少する中で1億ドル以上のメガラウンド(アンソロピックなど)に資金が極端に集中していることを指摘するとともに、大型エグジット(IPOやM&A)を達成したスペースXやセレブラス・システムズ、チュブリスが、エグジット前に従業員数を大幅に増やし、収益拡大や商品の普及という実質的な成長段階にあったことを示し、実績や実体を伴った成長トレンドを裏付けています。
・S&P500指数のバリュエーション調整と利益成長の広がり(2ソース共通:Morgan Stanley、Barron’s) モルガン・スタンレーは、S&P500指数のP/Eが20倍近辺に低下し、マルチプルの正常化が始まっていることを挙げています。また、経済的な強さが広がり、市場の脱集中化(deconcentration)が進んでいることを指摘しています。 バロンズも同様に、S&P500指数の予想P/Eが22.1倍から20倍に低下して実際には割高感が後退したこと、および企業の利益成長(前年同期比50.4%増)が非常に力強く、ハイテクだけでなく幅広いセクターに及んでいることが上昇を支えていると言及しています。
・長期金利上昇およびタームプレミアム拡大の背景となる巨額インフラ・資金調達需要(2ソース共通:Morgan Stanley、Barron’s) モルガン・スタンレーは、長期名目金利の急上昇がグローバルな現象であるとし、その要因として西側政府による防衛、サイバーセキュリティ、AIインフラへの債務発行の増加と、民間AI企業による投資支出(資本需要)の急増を挙げています。 バロンズも、英国や欧州における財政圧力や米国の財政赤字、そしてアルファベットが250億ドルの起債を行ったような企業による巨額のAIプロジェクト向け長期資金調達が継続していることを挙げ、これらが世界の債券市場で同じ長期資金を奪い合っていることが本当の問題であると指摘しています。
相違点
・アセットアロケーションと個別銘柄・テーマに対するアプローチ モルガン・スタンレーは、グローバルなアセットアロケーションの観点から地域や資産ごとの明確な推奨を示しています。米国株をオーバーウェイト、新興国市場をオーバーウェイト(ただし半導体ラリーによる歪みを考慮して一部配分縮小)、日本株を選好(企業改革と30年ぶりのリフレ継続による見通し改善)、インド株を選好(構造的長期成長)、ラテンアメリカを選好(政治的安定と直接投資の恩恵)とし、米国を除く先進国(欧州など)をアンダーウェイトとしています。 一方、バロンズは米国の個別銘柄とセクターテーマに深く焦点を当てています。 小売セクターでは、消費者の底堅さと商品の目新しさを理由に、タペストリー(TPR、有望・購入推奨、目標株価160ドル)、ラルフ・ローレン(RL、有望・購入推奨、目標株価460ドル)、ロス・ストアーズ(ROST、選好・強気、目標株価265ドル)、TJXカンパニーズ(TJX、選好・強気、目標株価185ドル)を推奨し、ギャップ(GAP、注目・復活期待、目標株価34ドル)、ヴィクトリアズ・シークレット(VSXY、注目・復活期待、目標株価90ドル)を注目としています。 バイオテクノロジー/製薬セクターでは、年末のがんや心疾患治験結果発表やM&A、IPO活性化(XBIは年初来26%上昇)を背景に、サミット・セラピューティクス(SMMT、注目・楽観、がん治療薬イボネスシマブがキイトルーダに勝つ可能性に楽観的)、レボリューション・メディシンズ(RVMD、選好、がん治療薬の治験が好調)、モデルナ(MRNA、注目、悪性黒色腫ワクチンの第3相中間結果待ち、年内の投資判断は中立)、メルク(MRK)、ノバルティス(NVS)、ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMY)に注目しています。 通信セクターでは、スペースX(SPCX、注目)のスターリンクによる地上インフラ破壊懸念は過剰であるとし、保有する周波数資産の価値と割安なバリュエーションを理由に、T-Mobile US(TMUS、推奨・選好)、AT&T(T、推奨・割安)を推奨しています。 CBインサイツは、マクロの資産配分や個別株の売買推奨は行わず、4〜6月期の新規ユニコーンの24%をアジア(中国のディープシークなど)が占めている点や、米国勢トップとしてプロジェクト・プロメテウス(フィジカルAI)が120億ドルを調達したデータなど、新興テックの地域・技術シフトを客観的な成長シグナルとして提示しています。
・炭酸飲料セクターおよび個別銘柄(コカ・コーラとペプシコ)への投資判断 バロンズは、地域のボトリング事業売却(アセットライト化)に成功して高PERが支持されているコカ・コーラ(KO、選好・購入推奨)が、垂直統合型でスナック菓子部門が肥満治療薬GLP-1の普及(フードノイズ低下)による逆風を受けているペプシコ(PEP、警戒・慎重)を圧倒していると分析しています。その上で、炭酸飲料大手セクター全体への投資としては、より良い買い場が現れるまで投資ポジションをゼロにする(見送る)ことが最善の選択肢であると判断しています。 モルガン・スタンレーは、コカ・コーラやペプシコなどの個別銘柄や、アセットライト化・GLP-1といった特定の産業トレンドに関する判断や分析は提示していません。
・固定収益(債券)市場における具体的な運用判断 モルガン・スタンレーは、具体的なポートフォリオの運用戦略を提示しています。米国投資適格債はアンダーウェイトとし、短いデュレーションへの露出を制限しつつ、価格変動を抑えて良好なクーポン(利息)収入を得るためにイールドカーブの中期ゾーン(belly of the curve)への移行を明確に推奨しています。また、ハイイールド債は公開市場においてプライベート・クレジットよりも流動性や品質面で競争力があるとして、オポチュニスティック債券(中立)の中で選好し、新興国債券やその他地域の債券もスプレッド縮小余地があるため選好しています。長期債については、財政赤字等によるタームプレミアム拡大リスクから懸念を示しています。 バロンズは、日本の生命保険会社の資金国内回帰による長期国債の買い手減少や、米国の中長期債の発行圧力など、金利上昇に繋がるマクロ環境に強い警鐘(警戒)を鳴らしているものの、具体的な運用戦略(デュレーションの移行推奨など)や個別債券アセットクラスの強気・弱気判断(アンダーウェイト等)の提示は行っていません。
・オルタナティブ(代替資産)の運用戦略 モルガン・スタンレーは、株式と債券の相関が上昇する環境に備え、ポートフォリオのバラスト(安定剤)や分散効果を重視して、実物資産(産業用金属、エネルギーインフラ、住宅不足対策)をオーバーウェイト(ただし選択的)、ヘッジ戦略(高品質、低ベータ、絶対収益・マーケットニュートラル型)をオーバーウェイトとして推奨しています。 バロンズは、マクロ戦略のヘッジファンドが好調で過去 20 年で最高水準の資金流入を記録したことなどを報酬のニュースに関連して言及しているのみで、アセットアロケーションとしての推奨判断は提示していません。 CBインサイツは、代替資産やマクロのアロケーション戦略には触れていません。
今週のConsensus Score
正規化スコア:
- +2 = Strong Overweight / Buy / 強い強気
- +1 = Overweight / Positive / Buy / 強気
- 0 = Neutral / Hold / 中立
- -1 = Underweight / Caution / Negative / 弱気
- -2 = Strong Underweight / Sell / Avoid / 強い弱気
- N/A = 判断なし、または方向性を判断できない(単なる市場環境・テーマ言及のみの場合を含む)
コンセンサス分類:
- Strong Consensus:3ソースが同じ方向(N/Aを除く)
- Consensus:2ソース以上が同じ方向(N/Aを除く)
- Mixed:強気・中立・弱気が混在
- Divided:明確に強気と弱気が分かれている
- Insufficient:有効な投資判断が1ソース以下
Consensus Table
| Theme | Morgan Stanley | Barron’s | CB Insights | Consensus Score | Consensus |
|---|---|---|---|---|---|
| 米国株式 (US Equities) | Overweight / +1 | Positive / +1 | N/A | 1.0 | Consensus |
| AI・テック上場株式 (AI / Tech Listed Equities) | Caution / -1 | Caution / -1 | N/A | -1.0 | Consensus |
| バイオテクノロジー・製薬 (Biotech & Pharma) | Favor / +1 | Strong Buy / +2 | N/A | 1.5 | Consensus |
| 金融セクター (Financials / Banks) | Favor / +1 | Positive / +1 | N/A | 1.0 | Consensus |
| 通信セクター (Telecom) | N/A | Positive / +1 | N/A | 1.0 | Insufficient |
| 米国除く先進国株式 (Developed Markets ex-US) | Underweight / -1 | N/A | N/A | -1.0 | Insufficient |
| 新興国株式 (Emerging Markets) | Overweight / +1 | N/A | N/A | 1.0 | Insufficient |
| 日本株式 (Japan Equities) | Positive / +1 | N/A | N/A | 1.0 | Insufficient |
| 長期国債・固定収益 (Long-Term Bonds / Fixed Income) | Underweight / -1 | Caution / -1 | N/A | -1.0 | Consensus |
| 代替資産・実物資産 (Alternative Investments / Real Assets) | Overweight / +1 | N/A | N/A | 1.0 | Insufficient |
テーマごとの補足と判断理由
- 米国株式 (US Equities)
- Morgan Stanley: Overweight / +1 生成AIや政府の刺激策による生産性ブーム期待はコンセンサスとなっており、戦術的にオーバーウェイトを維持していますが、市場の割高感や一極集中、慢心に対しては警戒しており、パッシブに指数を保有するよりも個別銘柄の能動的選別(ストックピッキング)を推奨しています。
- Barron’s: Positive / +1 予想PERが20倍に低下して割高感が後退し、第2四半期の前年同期比50.4%増という驚異的な利益成長がハイテク以外の広範なセクターに及んでいることを背景に、相場が上昇トレンドを取り戻したと評価しています。
- CB Insights: N/A 未上場AIスタートアップのメガラウンドへの資金集中やエグジット動向のデータを提示していますが、上場株市場の配分判断はありません。
- AI・テック上場株式 (AI / Tech Listed Equities)
- Morgan Stanley: Caution / -1 AI設備投資への期待は織り込み済みで、市場は極めて脆弱な「show me(実績評価)」フェーズに移行しており、単純なインデックス保有を避けるべきだと警戒を促しています。
- Barron’s: Caution / -1 決算発表において予想並みの結果では不十分で、わずかな未達で売られる傾向を指摘。サンディスク(SNDK)やウエスタン・デジタル(WDC)は粗利益率約85%に達してピークアウト懸念から利益確定売りの対象とされ、データドッグ(DDOG)は年末までの成長鈍化見通しから19%急落。期待先行から実績重視への移行による強い売り圧力を警戒しています(ただし、パランティアのように実績が裏付けられた勝者への心理転換は起きています)。
- CB Insights: N/A スタートアップへの投資熱は高水準(調達額の89%が1億ドル以上のメガラウンド)であり、AIインフラとフィジカルAIの評価額が高い現状を示していますが、直接的な推奨判断はしていません。
- バイオテクノロジー・製薬 (Biotech & Pharma)
- Morgan Stanley: Favor / +1 米国株の個別選別において、ヘルスケア(バイオ・製薬含む)を明確に好むセクター(Favor)の一つとして挙げています。
- Barron’s: Strong Buy / +2 新薬のイノベーション、活発なM&A(年初来33件)やIPO(過去最高の調達額)を背景に「強気センチメントは持続する公算が大きい」と非常に強気です。年末のがんや心疾患治験(サミットやレボリューション・メディシンズなど)の結果発表がさらなる強力なカタリストになると推奨しています。
- CB Insights: N/A 独チュブリスが米ギリアド・サイエンシズに50億ドルで買収されたM&Aデータや人材急増を事例として示していますが、投資判断ではありません。
- 金融セクター (Financials / Banks)
- Morgan Stanley: Favor / +1 米国株式アロケーションの中で、個別銘柄選別における選好セクター(Favor)として指定しています。
- Barron’s: Positive / +1 株式取引や引受、アドバイザリー業務の過去最高収益を背景に、年末ボーナス原資が最大20%増となる見通しを挙げ、「銀行の年」として極めて好調な業績環境を評価しています。
- CB Insights: N/A 判断はありません。
- 長期国債・固定収益 (Long-Term Bonds / Fixed Income)
- Morgan Stanley: Underweight / -1 米国投資適格債(IG)をアンダーウェイトに設定。西側政府の防衛・インフラ向けの巨額債務発行と、民間テック企業のAI投資急増による資金需要が世界の長期金利上昇(タームプレミアム拡大)を招く構造的リセットを警告しています。
- Barron’s: Caution / -1 各国の財政赤字やアルファベット(GOOGL)の250億ドル起債に代表されるAIプロジェクト向け長期資金需要が、市場で同じ長期資金を奪い合っていると指摘。日本の機関投資家マネーの国内回帰(30年国債4%迫る)による主要な買い手減少を背景に、世界の長期債売り圧力および利回り上昇を警戒しています。
- CB Insights: N/A 判断はありません。
- その他のアセットアロケーション(DM ex-US / EM / 日本株 / 実物資産) モルガン・スタンレーのみがグローバルな地域別・アセットクラス別の戦術配分を提示しています。
- 米国除く先進国(Developed Markets)はアンダーウェイト(-1)。
- 新興国株式(Emerging Markets)は、ラテンアメリカの安定やインドの構造的長期成長を好感してオーバーウェイト(+1、ただし半導体ラリーの歪みを考慮し一部縮小)。
- 日本株式(Japan Equities)は、企業改革と30年ぶりのリフレ進行が同時進行しているため見通し改善として選好(+1)。
- 代替資産の実物資産(Real Assets)は、株式・債券の相関上昇へのバラストとしてオーバーウェイト(+1、ただし金利や粘着質なインフレを考慮して、産業用金属やエネルギーインフラなどに選別投資)。 これらのテーマにおいて、バロンズは個別の円安対策協調介入や日本の生保マネーの動き(長期金利への影響)に言及するに留まり、CBインサイツはアジア新規ユニコーンの台頭(全体の24%)に言及するのみで、具体的なアセットクラスとしての投資推奨判断を下していないため、2ソースはN/A(結果として「Insufficient」)となります。
GIC Weekly by Morgan Stanley
📉 投資戦略の推奨事項
- 基本方針:
- 生成AIの設備投資による生産性ブームなどの期待はすでに市場のコンセンサスとなっているが、市場はすでに割高で特定銘柄への集中度が高く、自己満足的(complacent)なため外部ショックに対して脆弱である。このため、単に時価総額加重インデックスを保有するよりも能動的な銘柄選別(ストック・ピッキング)を行うべきである。
- 防衛、サイバーセキュリティ、AIインフラへの世界的な政府支出の増加や、民間セクターにおけるAI関連投資の急増により、長期金利の上昇やタームプレミアムの拡大といった「構造的なリセット」が進行しており、資本獲得競争が激化する中でその影響を注視する必要がある。
- 株式と債券の相関が上昇することが予想される環境において、ポートフォリオの分散効果を高めてリスクを抑える戦略が求められている。
- 株式/エクイティ:
- インデックスをただ保有するのではなく、各企業のファンダメンタルズに基づき、セクターや地域において能動的な個別銘柄選別を行うことが推奨されている。
- オーバーウェイト・購入選好:
- セクター別では、金融、ヘルスケア、一部の資本財(select industrials)、およびエネルギーが選好されている。
- 日本株は、企業改革の進行や30年ぶりのリフレ進行(長年のデフレからの脱却)に伴って見通しが改善しているため選好されている。
- インド株は、構造的な長期成長ストーリー(secular growth long)として引き続き推奨されている。
- ラテンアメリカ市場は、プロビジネスな政治的安定や直接投資(direct investment)の恩恵を受ける好機があるため選好されている。
- ニュートラル:
- 与えられた文章において、株式の特定セクターや個別銘柄に対する「中立(Neutral)」の明示的な判断・記載はない。
- アンダーウェイト・縮小選好:
- 米国を除く先進国(Developed Markets / ROW)の国際株式は全体としてアンダーウェイトとされている。
- 新興国市場全体はオーバーウェイトを維持しつつも、インデックス構成を歪めている半導体銘柄の急激な上昇・ラリーに伴い、以前のオーバーウェイト配分からその一部を縮小したことが報告されている。
- 地域配分:
- オーバーウェイト:
- 米国
- 新興国市場(半導体関連の急騰によるインデックスの歪みを考慮して配分は一部縮小)
- ニュートラル:
- 与えられた文章において、地域配分に関する「中立(Neutral)」の割り当ては明示されていない。
- アンダーウェイト:
- 米国を除く先進国(国際株式 / 主に欧州)
- 固定収益(債券):
- クレジット(信用リスク)をとるよりも、イールドカーブの中期ゾーンを活用した金利選好の戦略が推奨されている。
- 選好:
- イールドカーブの中期ゾーン(belly of the curve / 腹の部分)への移行。価格変動リスクを抑制しつつ、良好なクーポン(利息)収入を確保できるため。
- オポチュニスティック債券(モデル上はベンチマークに含まれず全体としてはマーケットウェイト)の中のハイイールド債。公開市場のハイイールド債は、プライベート・クレジットと比較して良好な流動性、透明性、および優れた信用品質を有しており効果的に競争していると評価されている。
- 新興国市場債およびその他地域(ROW)の債券。利回りが良好であり、経済成長が改善するにつれてスプレッドが縮小する(Tightening)余地があるため選好されている。
- 回避・アンダーウェイト:
- 短期デュレーション(short-duration)への投資。価格変動から資産を保護する以外の目的での過度な露出を避けるため、投資機会を限定的な露出に留めることが推奨されている。
- 米国投資適格債(US Investment Grade)。モデル上はアンダーウェイト。FRBが金利を据え置けば一定の価値があるものの、今後の設備投資の増加やM&A活発化を背景とする社債発行の急増(需給の悪化リスク)や構造的なインフレ圧力を考慮して慎重な見方が維持されている。
- 長期債(Long end)。財政赤字や構造的な需給不均衡が継続し、タームプレミアムの拡大をもたらすリスクがあるため懸念されている。
- 代替資産/その他:
- 株式と債券の相関が高まる中で、ポートフォリオの安定性を高めるためのバラスト(安定剤)や分散効果をもたらす対象として重視されている。
- オーバーウェイト・選好:
- 実物資産(Real Assets)をオーバーウェイト。特に産業用金属、エネルギーインフラ、および慢性的な住宅不足を解消するプロジェクトに関連する投資機会に焦点が当てられている。ただし、実質金利がプラスでサービスインフレが高止まりしているため、追加は慎重に選別(selective)することが推奨されている。
- ヘッジ戦略(Hedged Strategies)をオーバーウェイト。個別銘柄特有のリスク(独自リスク)の上昇や銘柄間のパフォーマンス乖離(分散)が拡大している環境に対応するため。非常にアクティブでファンダメンタルズに基づく戦略、特に高品質、低ベータ、低ボラティリティ、絶対収益/マーケットニュートラル型を選好。
- アンダーウェイト・回避:
- プライベート・クレジット。流動性、透明性、および信用品質などの観点から、公開市場のハイイールド債と比較して投資機会としての競争力が見劣りすると評価されている。
- ヘッジ・リスク管理:
- 単に時価総額加重指数のパッシブ運用に依存するのを避け、ボラティリティの上昇や地政学的リスクなどの外生的ショックに備えて、アクティブな銘柄選別によるポートフォリオのヘッジを行う。
- 株式と債券の相関上昇に備え、実物資産(リアルアセット)やヘッジ戦略のポジションを追加することで、伝統的アセットクラス間の分散効果を補強する。
Barron’s Digest
📉 投資戦略の推奨事項
- 基本方針:
- 株式市場の予想PERが22.1倍から20倍へと低下し、力強い増益に支えられて割高感は後退しているが、業績見通しの上方修正に伴う市場の慢心や、ドットコムバブル並みに高いCAPE倍率への懸念、そしてAI関連支出の会計処理による利益の過大評価リスクを考慮した慎重な姿勢を併せ持つことが求められています。
- 日本の生命保険会社などの機関投資家マネーの国内回帰(30年国債利回りが4%近くへ上昇したことによる)が始まっており、先進国長期国債の主要な買い手としての存在感が消極化していくことで、世界の長期金利上昇圧力に備える必要があります。
- 米財務省は短期国債(Tビル)への依存を強めて中長期債の発行を抑えることで、事実上の金融緩和効果を促していますが、来年中長期国債の発行が増え、国債市場への圧力が強まる可能性に注意が必要です。
- AI覇権競争において、トランプ政権の一貫性を欠く対中AI・半導体輸出戦略(H200の輸出承認など)が中国を利し、オープンウエートモデル分野の主導権を奪われるリスクを警戒し、米国内のオープンソース・エコシステム成長を支援すべきとの指摘があります。
- 株式/エクイティ:
- がんや心疾患といった難病のイノベーション新薬治験(年末に予定されるピボタル試験結果発表など)はバイオ製薬株の持続的な株価上昇を促す最大のカタリストとなっており、この分野がAI株の不確実性を嫌気した一般投資家の新たな資金流入先になっています。
- 飲料業界では、地域ボトリング(製造・瓶詰)事業の売却によるアセットライト化(資産軽量化)が成功した高PER企業が圧倒的優位に立っています。これに対し、垂直統合を維持しスナック菓子部門を抱える競合は、肥満治療薬(GLP-1)の台頭によるフードノイズ減少の影響で逆風を受けており、アセットライト化や肥満治療薬の影響が銘柄選別において重要視されています。
- 通信業界では、スペースXのスターリンクの脅威は過剰に意識されており、数百マイル四方をカバーする衛星通信は都市部の高密度帯域を処理できず携帯基地局を代替できません。既存大手は巨額の地上インフラおよび割安な周波数資産(時価総額の約80%に相当する価値)を有しており、破壊されるどころか割安な投資機会と捉えられています。
- テック企業の業績発表では、予想をやや上回る決算であっても僅かな目標未達や成長鈍化のサイン(大口顧客の使用量減少など)があれば容赦なく売られる傾向があり、利益率や売上の伸びがピーク(景気循環型のストレージ企業等)に達した時期を売り時とする相場経験則が強く意識されています。
- 小売セクターはインフレ下でも目新しさやイベント(ワールドカップ等)により底堅い消費が継続しており、老舗ブランドの現代的な再生(ビューティー・アクセサリー部門の展開や店舗投資)や、値ごろ感を求める消費者を捉えるオフプライス店が持続的な成長と利益上方修正から有望とされています。
- セクター:
- バイオテクノロジー/製薬(選好・注目): がん(二重特異性抗体薬やがんワクチン)およびリポタンパク(a)や血栓治療などを対象とした心疾患治療の新薬のイノベーションと年末の治験結果、M&AやIPOの活発化が強力な上昇余地をもたらします。
- 小売(選好・注目): 消費の底堅さと目新しさ、コラボレーションやカテゴリー拡大による復活アパレルブランド、および新規出店余地が豊富で低価格を武器にするオフプライス店が注目されています。
- 通信(選好・割安): スペースXへの過度な恐怖により株価が下落しましたが、地上インフラ資産や既存の周波数資産の強みが不変で、下値抵抗が極めて強いため割安株として有望です。
- 銀行/投資銀行(好業績): 株式取引や引受、アドバイザリー業務などの収益が過去最高を記録しており、年末ボーナス原資が前年比5〜20%増となるなど好調です(「銀行の年」)。
- 炭酸飲料(中立・見送り): コカ・コーラとペプシコの比較ではアセットライト化に成功したコカ・コーラを好みますが、最適な買い場が現れるまでは大手炭酸飲料セクターへの新規投資は見送る(投資ポジションゼロ)ことが最善とされています。
- 購入・選好銘柄:
- T-Mobile US(TMUS) → 推奨・選好 → 最もサービス提供が難しい人口密集都市部での高い市場シェアと優位性があり、スペースXとも携帯電話通信での提携を進めているため。
- AT&T(T) → 推奨・割安 → スペースXへの恐怖心により株価が売られて年初予想PERが11.2倍から9.4倍に低下しており、スペースX上場前の水準に戻るだけで20%の株価上昇が示唆されるため。
- コカ・コーラ(KO) → 選好・購入推奨 → 地域のボトリング(製造・瓶詰)事業の売却によるアセットライト化が成功し、高利益率・資産軽量のマーケティング企業に変貌したこと、およびゼロシュガー炭酸飲料市場での圧倒的な先発優位性とシェア拡大が評価されているため。
- タペストリー(TPR) → 有望・購入推奨 → Z世代の中核顧客が値引きではなく定価で購入し高い顧客維持率を誇ること、および流行変化の影響を受けにくく高利益率な革製品が売上の約80%を占めるため(目標株価155ドルに対して160ドル)。
- ラルフ・ローレン(RL) → 有望・購入推奨 → 商品構成の高級化、アジア市場や直販チャネルの好調、女性向け事業の大きなシェア拡大余地(現在はシェア1%)があり、定価販売増でAURが伸びているため(目標株価460ドル)。
- ロス・ストアーズ(ROST) → 選好・強気 → 新CEOジム・コンロイ氏のマーケティング強化や在庫・店舗投資の拡大策が幅広い所得層や年齢層の来店客数増加を誘っており、第2四半期ガイダンスが予想を上回り、店舗手薄な北東部での新規出店余地が大きいため(目標株価265ドル)。
- TJXカンパニーズ(TJX) → 選好・強気 → 業界最高水準の運営力、消費者の値ごろ感重視の恩恵、良好な仕入れ環境や保守的なガイダンスが上方修正される持続的成長の強みを持つため(目標株価185ドル)。
- ギャップ(GAP) → 注目・復活期待 → 主要アパレル事業のストーリーテリングや商品・店舗運営の改善、オールドネイビー全店でのビューティー導入や主要パートナーとのコラボなどを通じて、成長に弾みをつけるプラットフォーム構築を進めているため(目標株価34ドル)。
- ヴィクトリアズ・シークレット(VSXY) → 注目・復活期待 → 主力アパレルやインナーウエアの好調、定価販売の改善、18-24歳層のエンゲージメント向上、商品の目新しさを訴求するブランディング刷新により事業の勢いが増しているため(目標株価90ドル)。
- パランティア・テクノロジーズ(PLTR) → 注目・勝者への認識好転 → 売上高が12四半期連続上振れし増収率が前年比93%に達したほか、多額の売上がフリーキャッシュフローに転換されており、企業の独自データとAIモデルをつなぐレイヤーとしてのAIの勝者へ転換点を迎えたため。
- レボリューション・メディシンズ(RVMD) → 選好 → がん治療経口薬「ダラキソンラシブ」が膵臓がんに対する第3相治験において、前代未聞の生存率上昇効果を示したため(ジャナスのファンドが投資)。
- サミット・セラピューティクス(SMMT) → 注目・楽観 → キイトルーダに取って代わる可能性を持つがん治療薬「イボネスシマブ」の治験が控えており、中国での治験成功例から期待が高い。成功すれば株価は41ドル、買収なら70ドル超の評価があり得るため。
- 売却・縮小・警戒銘柄:
- サンディスク(SNDK) → 警戒・利益確定売り → 粗利益率約85%と業績が絶好調を極める一方で、業績見通しが市場予想を大幅に下回ったため。売上・利益率がピークのときが売り時という古くからのメモリー銘柄の経験則に基づき、利益確定売りの対象とされているため。
- ウエスタン・デジタル(WDC) → 警戒・利益確定売り → サンディスクと同様に業績は市場予想を上回ったが、発表された業績見通しが低調で、景気循環株に対する投資家の懸念を払拭できなかったため。
- データドッグ(DDOG) → 警戒・売却 → 直近決算は良好だったものの、最大顧客(オープンAIと推定)が契約を長期化させつつも使用量を減らしていることで年末までの成長鈍化見通しが示され、年初来100%超の上昇で株価収益率が100倍を超えていた高い市場期待を裏切ったため。
- アップラビン(APP) → 警戒・目標株価大幅引き下げ → ここ4四半期で成長率が鈍化し、当四半期の利益率低下の見通しが示されたことで、成長鈍化シナリオが裏付けられたため。
- ペプシコ(PEP) → 警戒・慎重 → 垂直統合型のためPERが16倍に低迷している上、売上の半分超を占めるスナック菓子事業が、肥満治療薬の台頭による「食べ物の雑音」減少の逆風を受けて不振なため。
- アストラゼネカ(AZN) → 警戒・売却 → 共同開発した心疾患薬「ワイヌア」の第3相治験が失敗したため。
- イオニス・ファーマシューティカルズ(IONS) → 警戒・売却 → アストラゼネカと共同開発した「ワイヌア」の治験が失敗し、株価が売られたため。
- ノボ・ノルディスク(NVO) → 警戒・下落 → 動脈炎治療薬の治験において、期待されていた心臓発作の有意な減少効果が認められなかったため。
- 固定収益(債券):
- 長期債の利回り上昇に対して警戒が必要です。日本の機関投資家が30年国債(利回り4%)の魅力向上に伴い海外への資金配分を国内回帰(米国債等は残しつつも長期国債の追加購入には消極化)させるため、先進国の長期債市場には買い手減少による利回り上昇圧力が加わっています。
- 米国の中長期債は、米財務省が短期資金(Tビル)での資金調達に依存して発行を抑制しており、FRBの引き締めを相殺するような金融緩和的な需給環境となっていますが、国債ディーラーの間では来年中長期国債の発行が増えるとの予想が多く、金利の上昇圧力が警戒されています。
- 代替資産/その他:
- 債券市場からの圧力によりドルに対する円の約40年ぶりの急落が起き、日米当局によるユーロの売却やFIMAレポを活用した「米国債売りを伴わない」協調介入が実施されるなど、為替市場・国際資産間の資金移動リスクに注目することが推奨されています。
- ヘッジファンドについては、マクロ戦略のファンドが好調で過去20年で最高水準の資金流入を記録しており、年末ボーナス原資が5〜15%増となる見通しです。
- 資産管理ファンドやアクティブ運用型ETFへの資金流入が進み、資産運用会社においてボーナス原資が7〜11%増加する見通しです。
- 今週の注目個別銘柄:
- 銘柄名 — 判断 — 判断理由:
- アップラビン — 注目・目標株価は引き下げられたが依然として大きな上値余地あり — 決算を受けて弱気派の成長鈍化シナリオが裏付けられ、目標株価の平均値は127ドル引き下げられて554ドルとなったが、それでも直近の終値を65%上回っているため。
- パランティア・テクノロジーズ — 注目・勝者としての評価転換 — 売上高が12四半期連続で上振れ、増収率は前年同期比93%に達したほか、売上高の半分あまりがフリーキャッシュフローに転換されるなど驚異的な収益力が示され、AIの敗者から勝者へと評価が一変したため。
- スペースX — 注目・地上通信インフラの補完役 — 2027年にモバイルサービスを開始する計画が既存3大通信株の下落を招いたが、実際には地上インフラや周波数資産を代替できず「地上通信の補完(仮想移動体通信事業者[MVNO]としての提携)」に向かうと予想されており、長期的には既存キャリアの周波数資産や地上ネットワーク資産の価値を高めることになるとみられるため。
- コカ・コーラ — 注目・アセットライト化によるバリュエーション格差の勝者 — ボトリング事業のほぼすべてを売却完了させ「アセットライトなマーケティング企業」に生まれ変わったこと、ゼロ市場での先発優位性により「コーク・ゼロ」「ダイエット」「クラシック」すべてでペプシコからシェアを奪っており、競合を圧倒する利益成長を遂げているため。
- ノバルティス — 注目・治験結果は株価に織り込み済み — イオニスと共同開発したリポタンパク(a)削減注射薬「ペラカルセン」の第3相ピボタル治験結果が発表される見込みだが、株価は治験の成功をすでにほとんど織り込んでいるとアナリストが分析しているため。
- イオニス・ファーマシューティカルズ — 注目・治験成否による二面性 — ノバルティスと共同開発したペラカルセンの第3相治験の成功期待(ただしノバルティスと共に株価に織り込み済み)がある一方、アストラゼネカと共同開発したワイヌアの希少心疾患治験の失敗により株価が下落する局面も経験しているため。
- モデルナ — 注目・がんワクチンの第3相中間結果に依存 — メルクと共同開発している悪性黒色腫ワクチンの第3相治験の中間結果が年内に発表される予定。現時点でのアナリスト(UBS)の投資判断は中立だが、強固な効果が示されれば株価は最大25%上昇する可能性があり、将来的な売上高構成の2/3を占める主要製品となるため。
- アムジェン — 注目・他社新薬より高い有効性の期待 — リポタンパク(a)を対象とする第3相臨床試験を同様に実施しており、アナリストのリクター氏はこの開発製品がノバルティス/イオニスの製品(ペラカルセン)よりも高い有効性を持つと考えているため。
- ブリストル・マイヤーズ・スクイブ — 注目・エリキュース後継薬の成否 — 主力製品エリキュースの独占権満了(米国では2028年)に伴う売上半減リスクに対し、J&Jと共同開発した抗血栓薬「ミルベクシアン」の第3相結果が年末頃に発表される予定であり、同等効果と出血抑制が証明されれば完璧な後継薬となるため。

CB Insights
🔭 今週の投資テーマ
- AI:
- 2026年4〜6月期のAIスタートアップの資金調達総額は前四半期比で4割減の1495億ドルとなったものの、1億ドル以上のメガラウンドが全体の約9割(89%、1325億ドル)を占めており、投資熱は依然として高水準にあります。米国アンソロピック(Anthropic)が大型ラウンド上位5件のうち3件(500億ドル、100億ドル、50億ドル)を占めているほか、中国のディープシーク(DeepSeek)がシリーズAで75億ドルを調達し、新規ユニコーンの中で企業価値が最も高い592億ドルに達するなど、アジア勢の台頭が目立っています。現在の市場ではAIインフラの評価額が高く、調達額も多いことが示されています。
- Physical AI / Robotics:
- フィジカルAI分野の評価額が高く、調達額も多い傾向にあります。米国勢のトップとして、ジェフ・ベゾス氏が立ち上げたフィジカルAI新興のプロジェクト・プロメテウス(Project Prometheus)がシリーズBで120億ドルを調達し、企業価値410億ドルの新規ユニコーンとなっています。
- その他の注目テーマ:
- 宇宙開発・通信:スペースX(SpaceX)が時価総額1兆7800億ドルで史上最大の新規株式公開(IPO)を果たしました。
- AI半導体:セレブラス・システムズ(Cerebras Systems)が評価額406億ドルで上場しました。
- バイオテクノロジー:独バイオテックのチュブリス(Tubulis)が米ギリアド・サイエンシズに50億ドルで買収される大型M&Aが発生しています。
📈 資金流入・成長シグナル
- 資金調達が活発な分野:
- AI分野のメガラウンド(1回あたり1億ドル以上の調達)が極めて活発であり、調達件数全体のわずか6%でありながら、合計調達額は1325億ドルとAI分野全体の89%を占めるなど、大型案件への資金集中が著しい状態にあります。
- 資金調達が増加している企業・領域:
- アンソロピック(Anthropic):4〜6月期に500億ドル、100億ドル、50億ドルの大型調達を計3回実施しています。
- プロジェクト・プロメテウス(Project Prometheus):フィジカルAI領域で120億ドルを調達しています。
- ディープシーク(DeepSeek):中国のAIスタートアップで、シリーズAで75億ドルを調達しています。
- 大企業との提携・導入が進んでいる分野:
- バイオテック分野において、独チュブリスが米ギリアド・サイエンシズに50億ドルで買収されるなど、大手製薬企業による新興技術企業の獲得がみられます。また、プロジェクト・プロメテウスのように、アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏が立ち上げるなど大企業のトップや創業者との結びつきが強い領域に巨額の資金が流入しています。
🧭 中長期的な投資テーマ
- 今後の市場拡大が期待されるテーマ:
- アジア勢の台頭と新規ユニコーンの増加:4〜6月期の新規ユニコーン37社のうち、アジア企業が24%(9社)を占め、世界の既存ユニコーンにおけるアジア企業の割合(15%)を大きく上回るなど、アジアを拠点とする新興AI企業の市場拡大が示されています。
- 既存産業の構造変化を示すテーマ:
- エグジット企業の「人材急増と実質的な成長」:エグジット(M&AやIPO)の総件数自体は減少傾向にありますが、大型エグジットを果たす企業はそれまでに積極的に人材を採用しています。スペースXはIPO前の2年間で従業員数を48%増(2万人強)に、セレブラス・システムズは2年間でほぼ3倍に、チュブリスは買収前の1年間で71%増やしており、これらの企業は単なる売却目的ではなく、収益が伸びて商品が普及し始める段階にあることが産業構造の変化として示されています。

Thoughts on the Market Podcast


Guide to the Markets by JP Morgan

Long-Term Capital Market Assumptions-「LTCMA」 by JP Morgan

今週の動き










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