コラノビッチ氏らJPモルガンのストラテジストは1日のリポートで、「活動見通しは引き続き厳しいが、株式のリスクリワードは下期が進むにつれてより魅力的に見えていると思われる」とし、「悪いデータがましなデータと解釈される局面が増え、米連邦準備制度のタカ派スタンスと利回り、インフレがピークに達したとの認識も広がっている」と分析した。
同氏は景気減速に関する悪いニュースの多くは織り込み済みで、年末の株価は今より「かなり高くなる」とみている。ただ、ゴールドマン・サックス・グループやモルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカ(BofA)は逆の見方だ。
「確立されたマルチストラテジー運用会社は強力なブランドを持ち、最高の人材を採用できるとともに多くのデータを購入しインフラストラクチャーに投資する力もある」と、バークレイズの戦略コンサルティング米責任者、ロアーク・スターラー氏が解説。「コストを投資家に転嫁するため運用会社にとっても利益だが、高い料金を払ってもなおリターンが大きいので投資家にとっても問題はない」と指摘した。
免責事項
記事は、一般的な情報提供のみを目的としてのみ作成したものであり、投資家に対する有価証券の売買の推奨や勧誘を目的としたものではありません。また、記事は信頼できると判断した資料およびデータ等により作成しておりますが、その正確性および完全性について保証するものではありません。また、将来の投資成果や市場環境も保証されません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断でなされますようお願いします。