27日発表のガートナーの予測によれば、世界の半導体売上高は今年、前年比でわずか7.4%増。3カ月前に予測されていた14%増から半分程度引き下げられた。昨年記録した26%増からは大幅な減速となる。ガートナーのアナリスト、リチャード・ゴードン氏はリポートで、「世界の半導体市場は減速期に入りつつあり、これは23年末まで続くだろう。半導体売上高は同年に2.5%減と予想されている」と指摘。「既に半導体のエンドマーケットでは弱さが見られている。個人消費に関連する半導体では特に顕著だ」と続けた。パソコン出荷は今年13%減が予想されている。前年までは2年連続でプラスだった。パソコン向け半導体売上高は5.4%減と見込まれている。スマートフォン売上高は3.1%増と、前年の約25%増から大幅な減速が予想されている。
リーマン・ブラザーズ・ホールディングスで自己勘定取引トレーダーを務めたベンジャミン・フックス氏のヘッジファンド会社、BFAMパートナーズは、過去1年で資産が約3分の1減少したと、事情に詳しい関係者が明らかにした。同社は中国の社債投資で被った大きな損失への対処に追われている。BFAMは9年連続でプラスのリターンを上げていた。だが、負債比率の高い中国不動産会社の社債への投資が裏目に出るなどで、昨年は約マイナス11%に落ち込んだ。
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