株式60%、債券40%という古典的な60/40ポートフォリオは今年上期のパフォーマンスが1988年以降で最悪だった。
60/40ポートフォリオを追跡するブルームバーグの指数は今年1-6月に17%下落し、上期として88年以来の大幅な落ち込みとなった。インフレ加速と米連邦公開市場委員会(FOMC)による利上げで債券が急落するとともに、株式は弱気相場入りしたためだ。
過去の大幅下落では「投資家は債券をより多く保有しておくべきだったと後悔したが、今年は何も保有していない方が良かったと思っている」
モルガン・スタンレーのチーフ・クロスアセット・ストラテジスト、アンドルー・シーツ氏は、株式と債券は今は正の相関関係があるとしても、値動きが異なる日も多いとし、かつてほどではないにせよ債券は引き続き有力な投資の分散先だとみている。
60/40戦略は「休息中」、この先復活へ-モルガン・スタンレー
株式60%、債券40%という古典的な60/40ポートフォリオは単に休息中であって、死に絶えたわけではないと、モルガン・スタンレーのチーフ・クロスアセット・ストラテジスト、アンドルー・シーツ氏が述べた。60/40ポートフォリオは今年上期のパフ...
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