JPMのニコラオス・パニギリツオグル氏らストラテジストは「市場参加者と経済関係者の間ではリセッションリスクを巡る懸念が強まっているようで、投資や支出の縮小など自身の行動に変化を促し続けるようだと、自己実現的になり得る」とし、リセッション確率を85%と予測した。
リベラム・キャピタルのストラテジスト、ヨアヒム・クレメント、スサナ・クルーズ両氏「FOMCとイングランド銀の積極的な利上げにより、今や米英両国でのリセッションはほぼ確実になった」「早ければ年末にもリセッションに陥る可能性があるものの、6カ月程度の通常のシクリカルな低迷で済む可能性が高い。つまり、投資家は現在、ディフェンシブ株に一段と注目する必要があるが、2023年にはリセッションが終わり、新たな強気相場が訪れるという点は良いニュースだ」
全国銀行協会の高島誠会長(三井住友銀行頭取)は金融政策決定会合について、「金融政策上難しい局面だが、大規模な金融政策の効果と副作用の両面を検証いただき、適切にご判断いただきたい」
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、金融当局として物価高騰の抑制を図る結果、リセッションを招く可能性を実質的に認めた。
ダリオ氏はインフレに対するヘッジとなる資産を購入しているほか、経済が健全で政治的に安定した国に集中的に投資しているという。
米国のジャンク級社債の米国債に対する上乗せ利回り(スプレッド)が16日、2020年11月以降で初めて500bpを上回った。ジャンク債のスプレッドは重要なリスク指標と位置付けられ、拡大する場合は、デフォルト増加を示唆する。
レイ・ダリオ氏率いる世界最大のヘッジファンド運営会社ブリッジウォーター・アソシエーツは、欧州株に対する最大のショートセラーとして浮上。相場下落の可能性に賭けるポジションの規模が57億ドル(約7600億円)余りに膨らんでいる。ブリッジウォーターの投資には、半導体製造装置メーカーのASMLホールディングに対する10億ドルのショートポジションや、トタルエナジーズの空売り約7億5200万ドル相当が含まれる。
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