エヌビディア株が大幅上昇し、時価総額が1840億ドル膨らんだ25日、同氏率いるアーク・インベストメント・マネジメントが選好するAI関連中型株、UiPath(ユーアイパス)は11%下落した。ウッド氏はユーアイパスの経営陣が決算の電話会合で「マクロ」について話し過ぎたと残念がった。
同氏は「われわれはほとんどの人がまだ見つけていない別の投資先に方向転換しているだけだ」とし、「エヌビディアがAI関連銘柄だとごく最近まで知られていなかったようにだ」と説明した。
同氏の旗艦上場投資信託(ETF)「アーク・イノベーションETF(ARKK)」が米半導体メーカー、エヌビディアの持ち株を1月に全て手放した後、株価が急伸。ウッド氏はこの売却の判断について釈明に追い込まれた。
ARKKは結局、エヌビディアの時価総額を6000億ドル(約84兆円)押し上げた株価急伸の恩恵をほとんど得られず、運用成績はハイテク株の比重が大きいナスダック100指数に連動するETFを下回っている。
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